
私、日本では2人を出産し、保育園に入れて働いていました。
そして今、今月2歳になるバンコク生まれの娘の幼稚園探し真っ只中です。
バンコクでは、1歳半から幼稚園に入園することができ、2歳を過ぎると続々と幼稚園やナーサリーに預ける方が増えていきます。
外遊びが難しいお国柄や、第三言語国であることから、ただ生きているだけでは日本語が身につかない、つまり、日本語教育を促進したいと言った理由で、日本よりも早めの入園を考えることになります。
日本での保育園時代の話
日本での保育園選び
住んでいたのは保育園激選区!と言うわけではなく、働いてさえいればどこかに入れるという感じの地区でした。
つまり、見学に行って保育園の方針を考えて・・とかではなく、入れるところに入りました。
我が家の保育園の推移
学生結婚で親が新卒での入園だったので、育休明けの人よりも入園の優先順位は低かったので、最初の保育園は第10希望に書いた隣の駅の公立認可保育園まで通っていました。
しかし、あまりにも通園に時間がかることを苦に、徒歩3分の私立認証園に半年後に転園しました。
その半年後に、最も近所にある私立の認可こども園に転園しました。
各保育園のメリット・デメリット
もちろん、私立になるとサービスが各園で異なりますが、6年間日本で育児してきた中で感じた各保育園のメリット・デメリットは以下でした。
保育園の種類 | メリット | デメリット |
公立認可保育園 |
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私立認可こども園 |
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認証園 |
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保育園選びのポイント
もし、選べるのだとすると、働く母としては下記の点を聞いてみるといいと思います。
- 平日の行事
- 布団持ち帰り等の有無
- 病児に薬を飲ませてもらえるか
- お腹を壊している時に保育が可能か(乳児は1度お腹を壊すと1,2週間程度続きます。園によっては預かり不可。)
初めての幼稚園選び
6年間どっぷり保育園ママをやってきて、しかもタイに来てからもずっと働いてきたので、幼児の教育について考えるのは初めて。
日本人会で購入した幼稚園案内に目を通し、通学が可能な園と、気になる園はすべて見学してみました。
すくすく会会員でなくとも、日本人会会員でなくとも購入可能です。
バンコクの日系幼稚園12園は個性豊か
最初は、近くて費用が手頃な園を選べばいいのかなと軽く考えていましたが、保育内容・方針が、各園で全然違います。
- 英語教育の有無(Yesの場合、英語の割合週2日1コマ〜週5日毎日の授業の半分と幅広い)
- プールの有無
- しつけが厳しいorゆるい
- お勉強をしっかりやるorほとんどやらない遊び重視
- 園庭が狭いor小川まである
- 延長保育の有無
- 給食の有無
- 午前保育の有無
その他にも、モンテッソーリ保育、シュタイナー保育、学年縦割り・・etc
アレルギー児受け入れ不可の園まであります。
各園が設けている保育目標も、今はやりの非認知能力(;IQで測れないやりきる力、頑張る力)の獲得か、日本の小学校・インター校どちらに進んでも困らないお勉強の力の取得か、本当に、まるっきり違います。
幼稚園準備で日本から持ってくるべきもの
だいたいのものは、タイで揃います。
ただ、スニーカーはタイで買うには高く、日本人の足にあったスニーカーは関税の関係で高額だったり、特に幅広甲高な足の子供は販売していないので、NBや瞬足の2E,3Eといった幅広モデルを愛用している方は、日本から買ってくることをお勧めします。
リュックサックはどこの幼稚園でも必要だし、タイではアメコミ柄のいかつくて重いのが主流なので、日本のOutdoorのリュックを買って持ってくることをお勧めします。
幼稚園児の教育の要は家庭
ブレている親なので、悩みました。
遊びも勉強も全部大事だ〜〜!
そこで、保育園と違って保育時間が14時までという限られたものであり、幼稚園内でカバーできなかった活動の補助が家庭に委託されているということに気づいたのでした。
当たり前だけど、幼稚園は、勉強だけしてればいいとか、遊んでだけいればいいとか思ってるわけじゃないんですよね。
あくまで幼稚園内の目標は、幼稚園内で活動する中でこういうことを取得できるようにしますよの指針であって、この年代の子供ってほとんどは家庭教育が要なんですよね。
7時から20時まで保育園に丸投げしてその後も22時までシッターさん雇ってた私。
母親10年目にして気づく。
みんな、幼稚園に行き始めても、育児してるから忙しいのか・・!
やっぱり感じる格差
それぞれの園が工夫をして、取り組みを考えて実行しているからこそそこまで感じないけど、やはり見え隠れするのが設備の差。
やはり、学費の高い園は、綺麗だったり、広かったり、先生の人数が多かったり・・
海外で受けられるサービスはお値段に比例してしまうから、こればかりは仕方ない。
正直、一番いい教育の場を子供に与えたいと思ったら、NIST(バンコク1高額で優秀な私立インター学校)にいく以外の選択肢はないんだろうな。
現在、長男の中学受験を考えているので、私立中学のオンライン説明会にいくつか参加しているのですが、どこもほとんど同じ学費で、その中で全く異なる教育方針を立てて、教育の場を作っています。
日本は私学助成金がたくさん出ているから(まぁ、先進国の中では最低レベルなんだけどさ)、やっぱりインターナショナルスクールなんかに比べると、安い学費で素晴らしい授業が受けられると感じます。
偏差値77の学校も、偏差値50の学校も、学費は同じ、設備差も特になし。
この平等は、海外にはない。
海外で外国人が外国人向けの教育を受けようと思ったら、良い教育を受けたかったら、たくさんお金を払うしかないんだな。
結論
コロナ渦を経て、お勉強は家でするものになり、オンラインでできることが広がったことから、本当に対面じゃないと得られないのは人との関わり合いと、私がうっかり忘れてしまう日本の行事や四季なんかについての教育ではないかなと思っています。
もちろん、お勉強だって家で一人でガリガリやるより、友達と切磋琢磨する方が効率がいいのだろうけど。
「幼稚園に何か一つ求めていい」、と言われたら、机に向かう時間よりも、人と話して遊ぶ時間を重視したいなと思ってます。
でも、これから1年よく考えていろんな人と話して、娘の成長を見ながら、これまで考えることから逃げてきた、どんな教育を与えていきたいのか、についてもう少ししっかり考えていけたらいいなと思ってます。
一つ、見学に行った幼稚園の先生から
「親との時間が必要、早い時期からの社会性が必要、いろいろな意見があるけど、子供によるし、ママによるし、今はコロナもあるし、それは各家庭、各子供、一人一人の事情で変わってくるから、今じゃないと思うなら、今は入園しなくてもいいと思う。
こんなに一人遊びが得意で静かなんだもん、大丈夫!」
と、言っていただきました。
上二人の子供たちは娘くらいのとき、もっと沢山話していた、もっと友達と遊んでいた、一人でスプーンが使えていた。
娘は少し遅れているのではないか。
と、考えてしまうことがありましたが
娘は娘、長男でも次男でもない。
そして、環境の要因が多少あるとはいえ、「早くから出来ることが優れている」、とは、限らない。
それが個性なのだからな、と。
もうちょっと幼稚園に関しては、娘の様子を見つつ気長に考えようかなと思いました。
本日もお読みいただきありがとうございました。