さて、今日はインターナショナルスクールに通う次男6歳の話。
ポケモンカード事件の発端
ことの発端
ある日、次男がポケモンカードで遊んでいました。
次男の持っている20枚程度のポケモンカードは全部学校のチャリティーイベントで購入した英語表記のものなのに、今日持っているのは別の言語のものでした。


「お母さんにもらっちゃだめって言われた」って言って返して。
あなたのカードはお母さん出してあげるから

うちにお金が落ちてたらそれはお母さんに返して。
妹がお母さんのカバンをあさった時に出ちゃったやつだから。お金は絶対にあげたりしたらだめ。
ポケモンカードを渡す


というやりとりがありました。
しかし、次男就寝後、机の上に宿題が出しっぱなしになっていたのでしまおうとしたところ、カバンの中にポケモンカードが入っていました。
そこで、カバンの中のポケモンカードを取り出して隠しておきました。
深夜0時のこと
深夜に、ポケモンカードが気になって仕方なかったのかな。
起きてきた次男がカバンの中を確認してポケモンカードがないことに気づき、大騒ぎ!

明日先生にメールで確認するから待ってて。

深夜0時。大声で叫びながら泣き始めました。
近所迷惑を心配しながらも、落ち着くまで待てども待てども泣き止まない。
旦那が宥めても泣き止まない。
アンガーマネージメントの待機時間、ゆうに待ちました。

原因と対処
原因
結局ね、次男はそのお友達と仲良くなりたかったんですよ。
ポケモンカードを持っていったら、お友達と遊ベるかもしれない。
カードを一枚あげるって言ったら、気がひけるかもしれない。
なーんていう、誰もが子供時代に考えるようなことを考えたんでしょうね。
だけど、もうそうやってもので相手を釣らなきゃいけない時点で関係は対等ではないから、その遊びの中ではお友達になるのは無理なんですよ。
じゃあ今、次男がどう行動するべきかって、ポケモンカードで遊んでる子とは遊ばない。それだけ。
たとえインターでポケモンカードを持っていくのが許可されているのだとしても、我が家はそれを許しません。
- 日本人として、学校におもちゃを持っていくのは間違ったことである
- まだ6歳(年長児)、約束を守らせるのは不可能
- お友達とトラブルになった時に弁解できる言語能力がない
次男に伝えたこと
お友達と仲良くなりたいって思った時に、ものをあげるやり方っていうのは上下関係ができてしまうから、それは友達じゃなくてしもべ(Servant)になってしまうよ。
仲間に入れないような遊びをしている子とは、無理に遊ばなくていい。他の遊びをしているお友達と遊ぶのもいいし、本を読むのもいいと思う。
Servantにならなきゃいけないような人との付き合い方をするのは、お母さんも悲しい。
おもちゃももらうのは禁止。相手のママは、次男くんにおもちゃを取られたと思ってるかもしれない。
相手がお母さんや次男くんのことをどういう風に思っているのかは、お母さんにはわからない。
でも、友達関係くらいは対等に築いていって欲しいな、って、親だったら思うじゃないですか。
先生に連絡をした
- 息子がお友達のカードを持って帰ってきてしまったこと
- お友達のママが心配していたら申し訳ないので、きちんと返すように見届けて欲しいこと
- カードを持っていくことは許されているのか、許されているのであれば、「もらった・取られた」の問題が今後起きても嫌なので、指導をしていただきたいこと
上記について連絡をしました。
まだ幼稚園の年代の子供には親の介入なしに所有物の譲渡はするべきではないと考えています。
もし、息子の大事なおもちゃが誰かの手に渡っていたら、私だったらいじめられて取られたのではないかと疑ってしまうかもしれないし、今回のカードだって相手のお母様はそういう風に受け取っているかもしれないですよね。
最後に
5歳まで日本で育った長男は、こういった問題が一度もありませんでした。
日本の幼稚園・小学校は”How to be Japanese.”を学ぶ場所だとどこかで目にしました。
5年間日本人としての常識のもとで育てられてきた長男が考えもしなかったことを次男は考えていたり、中では日本の常識が次男の中では理に適っていなくて怒りを感じたりすることもあるのだ、と、今回気づきました。
海外在住なので、もちろん全て日本の独自ルールに遵守する必要はありませんが、これからは少しずつ、次男が理解できる言葉で日本ルールについても納得させてあげたらなと思いました。
本日もお読みいただきありがとうございました。