まだまだ続くコロナ渦、今後の進路をどう考えるか子供と話し合いました。
インター生には大学受験について中学受験が有利
そもそも中学受験を決めた理由は3つあります。
- 中学受験は大学受験についで帰国子女に有利である
- 高校受験は帰国生にとって選択肢が少ない
- 中学在学中に確実に帰国をする
1.中学受験の恩恵について
中学受験は、高校受験と比べて帰国子女入試や、私立学校の受け入れ数が多いです。
そのため、英語が試験科目として大きな力を持つ大学につぎ、有利と言えます。
昨今、少子化により、高校受験を行わない学校も増えつつあるので、私立学校を第一志望とするのであれば、中学受験の方が確実とも言えます。
インター卒業生はほとんどの公立校の受験資格がない
高校入試を考える上で、東京都民であれば都立高校への進学の選択肢は確実にキープしておきたいものです。 しかしながら、都立高校および国立の大学付属校の受験資格は、インター卒業生にはありません。
(1) 学校教育法(昭和22年法律第26号)に規定する中学校、義務教育学校の後期課程、特別支援学校の中学部 又は中等教育学校の前期課程(以下「中学校」という。)を令和2年3月に卒業する見込みの者又は既に卒業した 者(外国において学校教育における9年の課程を修了した者を含む。)
(2) 保護者(本人に対し親権を行う者であって、原則として父母、父母のどちらかがいない場合は父又は母のどちら か一方、親権を行う者が死別等でいない場合は後見人をいう。以下「保護者」という。)とともに都内に住所を有 し、入学後も保護者と同居し、引き続き都内から通学することが確実な者。ただし、保護者が父母である場合、父 母のどちらか一方が特別の事情により都内に志願者と同居できないときは、父又は母のどちらか一方と同居すれば よい(応募資格の審査を受け、承認を得た場合に限る。)。
現時点で都立高校は下記のURLより、海外帰国生入試としてあげられた4校のみは受験することが可能です。
東京都立高等学校募集案内
帰国時期が不明確
帰国時期が何年何月!と具体的に決まっていれば対策も取りやすいのですが、我が家は決まっていません。 中学生の間のどこかでの帰国となる予定ではありますが・・。 そのため、あらかじめ行く学校が決まっていれば帰国への気持ちもかなり楽なのではないかと考えました。
コロナによる中学受験に対する不安
しかしながら、予想外にコロナ渦が長引き、状況が悪くなる中で、この先子供を一人日本に帰して別々で暮らすことに対して不安を抱くようになりました。 我が家は長男中学入学時点での帰国辞令が出ない限りは、長男は一人で帰国することを想定していました。 今回のコロナ渦で以下のような不安が生まれました。
- 東京の学校を選んだ場合、小学校卒業時点で下宿しなければならない。(不可能)
- 受験をするにしても11月から始まる帰国子女入試から2月の一般入試まで3ヶ月以上もの間、下の子供3人を現地において日本に帰るのか。(隔離施設に自腹で入所する必要があることからなんども往復することが困難なため)
私の実家から通える地方の学校を受験させることも考えましたが、地方では私立学校でもほとんどすべての学校で内申書が必要であり、インター卒であると受験資格がないことから、諦めました。 このことから、今一度中学受験は考え直し、家族がなるべく離れないで生活できる選択をすることに決めました。
7年後の受験に備えて今から準備すべきこと
中学からは日本人学校に転入する
中学受験の選択肢を取らなかった場合も、中学入学からはインターナショナルスクールは辞めることにしました。
現状、日本人学校または現地校出身でなければ公立学校の一般入試の資格がないこと、高校の帰国子女入試の受け入れが少ないこと、また、地域によっては私立高校でも中学3年間の成績の提出と内申書の提出が必要なことから、中学の3年間は日本人学校を選択することにしました。
地方都市での中学受験にも備える
長男が高校受験の年に、次男も中学受験を迎えます。 今後の二人の人生を考えた時に日本の学校に通うべきか、その時また別の国に一緒に帯同したほうがいいのか、現時点で選択することは難しいです。
しかしながら、もしも日本に残って勉強をしたいと考えた時、寮のある学校や私の実家にお世話になる、つまり地方での受験を選ぶ場合は中学受験でも小学5年生・6年生の内申書の提出が必要となります。
そのため、次男は小学5年生以降は日本人学校へと転入せることを考えています。
進路について…甘くない!
なんとなく、インターナショナルスクールにさえ行っておけば、将来安泰!就職に有利!と言うような風潮がありますが、実際は文部科学省から認定されていない学校、一条校として認められていない学校に通うということはそれ相応の不利益を受け入れざるおえないこととなります。
今後の人生をどう選択していくかはその時にならないとわからないことなので、今は少しでも将来の選択肢を狭めないように先回りして情報収集をし、危ない選択肢は取らないように努めていきたいです。
本日もお読みいただきありがとうございました。