【英語勉強法】プレ駐在妻が海外現地採用試験に向けて勉強したこと

2017年7月、私はバンコクのベンチャー企業に就職し、それから3ヶ月後の10月には金融業界に転職し、英語リサーチ・レポート翻訳として2年間働きました。

しかし、日本では仕事で英語を使うことは全く0。英会話は初心者。学生時代の英語の偏差値は40とか50とかの不得意科目。大学入学後初めて受けたTOEICは500点代でした。

そんな私ですが、当時27歳ということもあり、どうしてもキャリアを中断させたくない!海外勤務経験を積みたい!と夫の駐在が決まってからというもの受験期やテスト期間以上に英語を勉強し、希望の仕事に就くことができました。

この記事は下記の方の参考になればと思い、私が海外移住前の数ヶ月間でどんなことを考え、調べ、勉強したかを書いています。

・これから駐在帯同する方で、絶対に働きたいと考えている方

・海外で就職したいけど英語が苦手で悩んでいる方

お仕事リサーチ

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どのような仕事があるかをリサーチしてみた

まずは、どのような仕事があるか、どれくらいの英語力が必要かをリサーチすることから始めました。

「バンコク 仕事探し」とかで調べたら、何件も転職エージェントがヒットしますので、まずはどのような仕事があるのかあたりをつけて、面談して見るのがいいと思います。

幸い、Web系の学校に働きながら通った経験があったこと、アプリ開発経験があったこと、業界がその頃売り手市場だったことから、幾つかの仕事につける見込みがあると判明し、業界を絞って対策をすることにしました。

また、「英語が話せない 海外就職」などと調べて同じように英語が話せないまま海外就職にチャレンジした方の経験談を読んで自分に自信をつけるようにしていました。笑

仕事に求める絶対条件設定

日本人が30万人住むバンコク。英語やタイ語が話せなくても出来る仕事もあります。

就職活動を始めてすぐに志望業界から内定をいただくことが出来ました。
英語力の問われない、日本語だけで勤務可能という日系企業でした。

しかしながら、海外在住で海外で働いて英語を使わない会社で1日の大半を過ごすってどうなの・・?
と言う悩みが浮上し。

意識高い系ワーママである私は、「英語を使うこと」を絶対条件として仕事探しを続けることにしました。笑

英語で履歴書を書く

英語を使う業界で働く!と決めたからには日本語だけではなく、英語でレジュメを書く必要がありました。こちらの本を参考にしました。

6月発売のこちらの本も良さそうですね。っていうか凄く良さそうですね。もう就職しないけど読んでみたい。

Google翻訳を駆使して出来る限り良いレジュメを作りました。

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英語面接対策

軽やかに不採用

まずは1社面接を受けてみよう。ということで、作成した履歴書をもとに日本からSkype面接を受けました。

撃沈しました。


5年ぶりのお祈りメールに心折れました。思った以上に口から英語が全く出てこず、今後本当に面接試験をパスできる日が来るのか何の見通しも立たず、とても暗い気持ちになりました。

やれることはやろうと思い立ち、試験に必要な英会話と、筆記の対策を始めました。

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NOVA

まずは英会話スクールに海外駐在が決まった2017年の1月から渡航する5月までの4ヶ月間通いました。

通ったのはNOVAで、週に3回ほど通いました。

クラスはLevel7、日常会話レベルでした。ガーーン

もともと面接が大の苦手、言うまでもなく外国人が目の前に現れると緊張して吐きそうになっていたので、私にとって対面授業はとても意味がありました。

DMM英会話

英会話が週3回では絶対に足りないと思ったので、金銭的な事情から対面ではなくオンラインのDMM英会話を追加で始めました。

どれくらいやったかというと、これくらいやりました。

実際の私の受講画面です

1回25分授業を1日1,2回4ヶ月間、161回授業受けたみたいです。

DMM英会話は海外在住になってからは受講できなくなってしまいったので別のオンライン英会話に変えましたが、最近…今月になってから!海外在住でも受講ができるようになったみたいです!

講師数も多く、24時間利用でき、月々6480円で毎日英会話レッスン可能!15800円払うとネイティブ講師を選べるコースもあります!

こちら、やめてから3年経ちますが、なんとまだ私の受講履歴、しっかり残してくださっていました。。!!ありがたい。

ちなみに教材はこれを使っていました。当時はDMM英会話で無料公開されていましたが、とても気に入って著書も2冊ともに購入しました。

また、面接対策として面接で話す台本をたくさん作ってDMM英会話の講師に聞いてもらっていました。笑

台本作成は以下の本を参考にしました。

私が働こうとしていた国が非ネイティブ圏ということもあり、ネイティブ講師のナチュラルな英語よりも、誰にでも伝わる簡単な言い回しを用いるフィリピン人英語の方が適していたため、DMM英会話はとても役立ちました。

また、1月時点ではまだ働いていたこと、1日1時間では全く足りないと思ったことから、通勤時間と昼休みはどんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)を聞き、ディクテーション(英文を耳で聞きながら少し遅れて話す)をしてました。

こう書くと、めっちゃ勉強したように感じますが、めっちゃ勉強しました。

私は大学時代、TOEICでクラス分けされる英語のクラスは3年連続1番下のクラスでした。
それでも、この勉強をやった後、就職した会社では1日目から英語で電話対応をさせられていました。
なんとかなる。嘘。なんともならなかったら、その日の夜も勉強する。それしかない。

次に筆記の対策を書きますが、筆記試験は転職エージェントによっては免除されます。そのため、面接対策のスピーキング、リスニングを優先して行うべきだと思います。

英語面接は徹底的に練習したので今でも自己紹介だけは得意です。笑

英語筆記対策

一般的にTOEIC等の公式証明書の提出は必要なく、転職エージェントで英語の筆記試験を受ける必要があります。(免除のエージェントもあります。)

その点数によって斡旋していただける会社が決まるようです。

マークシートでのテストだという情報を見つけたので、対策としてはTOEICの勉強を行いました。

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TOEIC公式問題集

リスニングは英会話の試験勉強と一緒ということで…
主にリーディングの勉強を行いました。

使った問題集は、TOEICの公式問題集です。公式問題集はTOEIC本番の試験を作っている方が作成し、同じ方のリスニング音声が入っているので、1冊だけ買うとすると絶対にこれをお勧めします。
こちらは最新バージョン。今後の試験に最も近いものになると思います。

後にTOEICを受けることになったので、大いに役に立ちました。海外でも購入できますが、日本語での解説付きが定価で買えるのは日本だけなので(当たり前)海外移住される方は1冊持っていくといいと思います。

2回分入っているのですが、文法の問題集は5周、単語はリーディングパートに出てくる問題を全部覚えました。

長文読解は未だに苦手で、インターナショナルスクールからくるメールやママ友からくるLINEは一旦Google翻訳にかける日々です。
2年間英文レポートの翻訳・パワポの作成をしていたというのに、こんなもんです。

言語の習得って本当に難しいし時間がかかるんです。

子供が寝た後、1日30分〜2時間は勉強していました。

この習慣は、四人目が産まれるまで4年間続けていました。

文法書

それでも基礎の基礎がダメなんでしょうね。文法が回答を見ても全く理解できなかったので、文法書を購入して確認しながら勉強しました。
一番評判の良かった参考書をアマゾンでポチったのですが、絵が多くて視覚的に理解しやすくてとても良かったです。

英語で英語を理解する学習法が流行っていますが、私は日本語と感覚で理解する方が合っていました。
こちらはアプリもあるので併用して勉強していました。

転職エージェントで受けた筆記試験ですが、リーディングリスニングともにTOEICのようなマーク試験でした。

最終的にはそこそこ良い成績が取れていたようで、英語を主に使う部署への採用を決めることができました。

そして、ベストティーチャーという筆記と会話でのレッスンを用いたオンライン英会話によって英語の論文と英会話を練習する日々が始まるのですが、それはまた後日。

最後に

人生って何が起こるかわかんないですよね。

学生時代の私は英語が苦手で自分が海外で働くことになるなんて一ミリも考えたことがありませんでしたし、新卒で就職した会社に定年まで勤めるつもりでした。

そして、バンコクで勤めた会社もバンコクを去るその日まで勤め続けるつもりでした。

でも、家族が増えたり、家族が歳をとったり、子供が成長する中で、家庭の中で自分の必要な役回りが増えていき、自分中での優先順位が変わっていってしまいました。
キャリアを優先する生き方が継続できなくなってしまいました。

ただ、あの時英語を頑張ったおかげで今多国籍なママ友達ができ、夫の手を煩わせずに子供をインターナショナルスクールに通わせることができています。

経験と能力は誰にも奪われない、一生の財産です。

この記事を読んでいるのは英語を使う部署に就職したい、海外転職したい、子供をインターナショナルスクールに入れたいなど、何かに挑戦したいと考えている方ですよね。

まずは目の前にある目標を叶えることに力を注いで頑張ってください。

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