こんにちは、お受験ママえっちゃんです。
昨日、コロナ休暇からの夏休みがようやく終わり、159日ぶりに2人の息子が学校に登校していきました。
そして、ようやくブログを更新する余裕が戻ってきました。
当初は1ヶ月ほどで落ち着くと考えていたコロナも状況が悪くなる一方で、気が滅入りますよね。
2021年度に受験を控えるお子さんや親御さんの不安は計り知れません。

長期休みに行ったこと
このコロナ休み&夏休み期間は、学校のサマーキャンプには参加せず、英語の学習も一旦休憩して、日本語力アップ、計算力アップに努めました。
具体的に日本語は、漢字力、読解力、語彙力、作文力の低さが気になっていました。
インターナショナルスクールの先生に学期末試験終了時の面談時にいただいたアドバイスに沿って教材を集め、取り組みました。
これらの最終目標としてハリーポッター読了をあげていたので須賀、無事達成することができました。
今日はそのうちの読書力アップのために行ったことを書いていきたいと思います。
当初の国語力
読解力は図るのがとても難しいので、当初の読書レベルだけではなく、国語全般に対しての私の評価を書いていきます。
音読
小学3年生の長男は、5歳まで日本に住んでいたのですが、もともとは読書がとても好きな子供でした。
しかしながら、昨年から教科書の音読さえスラスラ読むことができず、詰まることが気になり始めました。
家では何度も読み直しをさせることもありました。
都度対処していたものの、一度で本をスラスラ読むことは難しかったようで、このレベルでは頭に内容を入れるのも難しいなという感じでした。
文章読解
Z会を始めるまでは、家で毎週末、下記の問題集を解かせていました。
小学2年生までは問題なかったものの、小学3年生になってからは設問が文章の内容を読み取り、自分の言葉で書き換えるような問題が増えてきたこともあり、正答率と読解力が全く伸びていないことが顕著に現れ始めました。
具体的には、以下のような問題です。
この問題に対して、答えてとして「金太郎のようだと思ったから。」と書いてしまうと言ったところです。
つまり、登場人物の言動から心情を読み取ることが全くできていないと言うことがわかりました。
漢字
誕生月の関係で、学校の日本語クラスでは1学年先、つまり小学4年生の授業を受けています。
毎日先生が漢字テストをしてくださっていて、昨年度までは5問中なんとか1、2問間違い程度で済んでいたのですが、漢字に触れる機会が極端に少ないこともあり、小学4年生の難しい漢字は全く頭に入ってこないようでとうとう全く覚えられなくなってしまったようで、全て答をうつしていました。
また、たまに3年生の復習問題も出してくださるのですが、それもうろ覚えでほとんど回答できていない状態でした。
読書
おしりたんていとかいけつゾロリ、つまり、絵本の延長にあるような挿絵の多い本しか読みませんでした。
日本人会に入会し、図書館にも何度か連れて行ったのですが、絵本か、かいけつゾロリ著者の原ゆたかさんの本にしか興味がなく、他の本を勧めてみても 読む気持ちになれないようでした。
ちなみに、勧めた本は、カメラちゃん、エルマーのぼうけんです。
読書力をつけるためにやったこと
読書力アップに向けて頂いたアドバイス
読書に関して、学校の日本語の先生からは面談で2つのアドバイスをいただきました。
- 低学年用の簡単な本を読ませる
- 兄弟に絵本を読んであげる
また、小学6年生の中学受験を控えたお母様から、正答率が低いうちは長文問題は声に出して最初に読んでみると良いと伺いました。
低学年用の本としては、小学1、2年生向けの以下の短編集を毎朝1話音読させました。
アドバイスを受けて気づいたこと
- 文章が理解できない
- 人には本音と建前があるという知識がないし、これはインターでは習わない
- 文章の最後まで読む習慣がない
まず、①。
精神的に未熟な子供でるという理由も然りですが、比喩表現などの日本語技法や言い換えの言葉の知識が乏しいという理由です。
例えば以下の表現。
ハリーポッターを読む
まず、読み始める前に、私と夫で「これはとても楽しい話で、お母さんたちも子供の頃大好きだった」と、子供のモチベーションを上げまくりました。
それから、第1章だけ音読して読んであげました。
すると、話の内容が気になって、あとは自力でどんどん読んでいきました。
途中で中だるみしたら読んであげようと思っていたのですが、結局1章以外は全て自力で読み切ることができました。
所要期間は2週間ほどだったと思います。
また、読み終えた翌日に映画を見せてあげたことから、本で読んだ方が物語が詳細で深いことを学んだようで、今は2巻目に突入しています。
最後に
今回、挿絵無しの小説を読んだことは長男にとってとても大きな自信につながりました。
正直なところ、この長期休み前までは「こんな長い本はもっと大きな子供向けで、小学3年生には早い。」と決めつけていました。
長男がハリーポッターを読むきっかけとなったのは、アメリカ駐在中の友人の同い年のお子さんがコロナ期間中に先に全巻読了したと伺い、簡単な言葉だから読めると思うと勧めていただいたことです。
「まだ、この子にはこれくらいだろう」と思っていることの中にも、やってみると難なくやり遂げてしまったり、興味を持てたりすることが他にもあるのではないかなと思うきっかけとなりました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。