5月5,6日に発表されたバンコクの新規感染者は1人になりました。
まもなく0人になるのかな。待ち遠しい。
・・でも、0人になったとして規制解除はどう起こっていくんだろう。
そんなこんなで前回と比べると特段大きな施作はなかったのでざっくりではありますが、前回の記録であるソンクランまでの記録から1ヶ月どんなことがあったかを振り返ってみたいと思います。
時系列での出来事
4月中旬
4月9日
4月13日のタイ正月を目前に控え。すでにタイ正月は無期限延期が決定されていましたが、10日から20日までの酒類の販売禁止が発表されました。
スーパー・コンビニは酒類を買い求める人でものすごい混雑でした。
20日までとのことでしたが、タイ人も日本人もこの期限については信用していない様子でした。
無事、延長されました。
4月10日
11日12:00にはバンコク以外のタイ全77都県で酒類・アルコール飲料の販売が禁止すると発表されました。
4月13日
ソンクラン初日の13日には感染者は30人台を切り、28人にまで減少しました。
4月16日
日本では緊急事態宣言が発令されました。拘束力のなさから、タイでは「日本では子供のような緊急事態宣言が発令された」とニュースで揶揄されていました。
4月下旬
タイは非正規職員には5000バーツの休業補償が3ヶ月払われたのことでしたが、あぶれてしまった人がデモを起こしたり、お金がなくなって自殺をしてしまう人のニュースも耳にするようになってきました。
また、収入が減ってしまったCA(キャビンアテンダント)さん、俳優さんの中にはご飯を売り始めた方もおり、インスタグラムでの宣伝も賑わっていました。
4月20日
酒類の販売禁止が30日まで延期されました。やっぱりなという感じ。
4月21日
感染者は20人を切り、19人に。その後も安定して10人台へと突入しました。
次男の学校のオンライン授業が始まりました。
オンライン授業についてはこちらの記事に書きました。
インターナショナルスクールは双方向授業だから成り立つわけで(それでも5歳児は他の友達が話してる間iPadをいじったりして遊んでるけど)、日本の一方通行授業だと難しいんじゃないかと思うんだけどどうなんでしょうか。
4月27日
緊急事態宣言が1ヶ月延長され、5月末までとなりました。感染者は1桁、9人になりました。
さすがに1ヶ月以上パソコンにタブレット、電子機器や色々なソフトを使いこなしているだけあって、長男のオンライン授業に全く手がかからなくなってきました。
というか、私がついていけなくなりました。笑
長男の学校では度々親が学校ペーパーの教材を取りに行く必要があるので、この日は学校に教材を取りに行きました。
先生方も事務の方も授業準備のために通常通り出勤されており、感謝の気持ちでいっぱいです。
学校に関しては、公立以外の学校は緊急事態宣言解除後の5月に開くという噂が流れていましたが、否定され、5月より15日起きに政府から再開可否のアナウンスが来る旨通達がありました。
4月30日
規制の継続と緩和措置が発表されました。
夜間外出禁止令・入国制限・県の移動などは引き続き制限されますが、
5月3日間からの営業禁止となっていた施設のうち、市場・レストラン・小売店・スポーツレクリエーション施設・美容院(カット・セット・トリートメント、カラーはNG)等の再開が許可されました。
酒類販売禁止期間がさらに1ヶ月延長されました。
5月2日
突如、翌日からの酒類の販売が解除されました。感染者は5日間連続で1桁となりました。
5月3日
規制緩和を受け、飲食店や美容院の営業が再開されました。
Social distancingを守れるように席と席の間隔を空け、普段よりも客数を減らしての営業としていました。
5月5日
連休明け、規制緩和開け始めての平日。新規感染者は1名となりました。
久しぶりにバンコクの道路・BTS(高架鉄道)が混雑していました。
5月7日
タイ公立学校のターム開始期間が発表されました。
タイの公立学校は2ターム制で通常5月半ば〜10月末までをターム1、11月から4月半ばのソンクラン休暇までをターム2としていますが、2020/2021年度は以下のように変更されました。
ターム1:7月〜11月末
ターム2:12月〜4月末
ソンクランは3連休になるんでしょうか・・
我が家の話
公立病院で働く父が、コロナ対応に追われていることを知りました。
今は母と離れて一人暮らしをしているようです。
年齢も年齢なので心配になり、15年ぶりに連絡しました。
バンコクでの生活
まだ夜間外出禁止令も続いていて、酒類販売は先週末に解除されたばかり。
観光客もいないので全く元通りというわけではないけど街に人が増え、久しぶりに渋滞にもなり、少しずつ元の生活に戻っていく様子が見えてきました。
とはいえ、世界的にはまだまだ猛威を振るうコロナウイルス。この厳しい鎖国措置が解除されたら再び流行が始まってしまう状態です。
経済の話
ASEANの2020年の経済見通しは,時期を追うに従い下方修正されています。
国際通貨基金(IMF)は4月の世界経済見通しで、2020年のタイの国内総生産(GDP)見通しを6.7%減と大幅に下方修正しました。
これは東南アジアの国で最も低く、観光がGDPに占めるシェアが21.6%と高いタイ経済の損失の大きさを表しています。
昨日のコロナの新規感染者も8名。うち5名はクラスターが起きているソンクラー県の拘留施設での感染ということもあり、コロナウイルスの収束は目前と言っても良い状況です。しかし、経済活動なくしては元通りの生活に戻ることは不可能で、現状、その5分の1を占める観光業が再開できません。
今後どのような政策がとられるのか、どのような順で解除され、身の回りの生活が再開されていくのかはまだ未確定です。
教育の話
現在息子たちの学校ではオンライン教育が提供されています。
低学年なのでまだ一人で授業を受けることは不可能な為、親の手が必要です。オンラインということもあり、対面授業・学校での取り組みと比べるとやはり会話不足が起き、英語力日本語力ともに低下が見られるので、どちらも補講として必要なものは親が取り組みを考えて見ている状態です。
しかし、親が家にいない子供は、オンライン授業が提供されていない子供は今どうして過ごしているのでしょうか。
オンライン授業・休校という措置により、習い事や塾といった補足としての教育を考える余裕は学校教育に対する信頼感の上に成り立っていたことを気づかされました。
今、日本では入学時期の変更等子供を置き去りにした議論がなされていますが、そうしているうちにも子供は1日1日育っています。
いつも優先順位が最後にされてしまう子供達の生活に対する施策が、なるべく早く提供されることを願っています。