こんにちは!お受験ママえっちゃんです!
今日はお受験の話ではなく、お受験によりキャリアが絶たれた私の話とモチベーションの話をしていこうと思います!
子育てによるキャリアの中断
昨年、私はバンコクで勤めていた会社を辞めました。
私は学生結婚で、出産5日後から就職活動を再開して子持ち新卒として仕事に付き、夫の海外駐在に伴い海外で転職するほどの仕事大好き人間です。
そんな私なので、辞めたくて辞めたというわけではなく、今辞めて子育てに関わらないと今後絶対に後悔すると思ったので仕事を辞める決断をしました。
「為せば成る」という考えであった私が初めて「どうしようもない」と言う結論に至った出来事でした。
キャリアはいつまで続けられるか
キャリアを中断させる主な要因は、結婚・出産・介護・持病ですが、今回は育児により中断した話をします。
一般的に子供関連での退職のタイミングとなるのは下記の3つです。
- 出産(保育園入園)
- 小学1年生
- 中学受験
まず、出産によって仕事を辞める女性は6.5 割にも及ぶそうです。
PR TIMES:《妊娠と仕事に関する調査》妊娠発覚後83.4%が仕事を続けたが出産までに退職した人は65%!【赤ちゃんの部屋】
保育園に入ることさえできれば、子育てしながら仕事をすることはさほどないのではないと実感してます。
少々強い言い方にはなりますが、保育園に入っている時間は育児をしていないし、する必要がないので、仕事に専念することができるからです。
ただ、保育園に入れる他、育児休職が取れること、さらに配偶者の転居を伴う転勤がないなど、同じ仕事を続けられる条件を幾つか金揃える必要があるので、そう考えるとある程度環境が恵まれた人に限られます。
仕事をやめたり転職するタイミングとしては、次に小学1年生にあがるタイミングがあります。
「小一の壁」と言う言葉があるほどです。
一見乳幼児と比べて手が離れそうな小学生ですが、全くそんなことはありません。
以下のような理由で「小一の壁」は起こります。
- 子供の帰宅が早くなる
- 子供の勉強面でのサポートが必要になる
- 子供の学校行事が増える
- 就学後は時短勤務ができな
小学生になると帰宅時間が早く家でサポートする必要が増えたり、子供によっては勉強についていけなかったりと親の手が必要になることが増えます。
最後に、中学受験。
小学校の勉強でついていくことができても、中学受験の勉強となるとわけが違います。
中学受験は必須ではないのですが、昨今のハイレベルな中高一貫私立校の高校募集停止や、親自身が中学受験経験者であることにより感じるその必要性で親の学歴が高ければ高いほど、中学受験を考える傾向にあるのではないでしょうか。
日本で働いていた時の保育園ママ友は、中学受験は4年もの期間を要するのに比べて小学校受験は2年以内で片がつくということで、小学校受験を選ぶ方が多かったです。
キャリアとは何か
「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。
キャリアとは、自分が経験したこと全ての掛け合わせです。
一つのことに特化し続けるのもキャリアですが、それは凡人は思考停止に陥りがちであり、ある種の天才にしか成しえないのではないかと思います。
自分の興味のままに身につけた特技と、必要に応じて身につけた知識の掛け合わせは人それぞれ違うわけで、今まで行った学業を通し、仕事を通したことだけでなく、子育てを通し、他の人とは異なる知見を持ち技能を持つことはキャリアに他ならないと考えています。
だって、子育てに関するビジネスたくさんありますからね。
それでも、何かしら家庭内だけでなく家庭外・社会でのキャリアを続けたいと考えますよね。
家庭外・社会でのキャリアを続ける戦略
キャリアを続ける戦略として、手に職・資格と考える方も多いのではないでしょうか。
私は社会人1年目に手に職と考えてWebデザイナーの学校に行き、社会人2年目からはWebデザイナーとしてのインターンを行い、社会人3年目からはAndroidアプリケーション開発の学校に通い、4年目にそれらを業務へ行かせる職場へと転職し、5年目にバンコクにて就職し、ビジネス英語を身につけました。
結果。
今は細々と頼まれた時に仕事をしたり、お手伝いをしたりすることはありますが、家庭外・社会でのキャリアとして役立っているかと言われると疑問です。
ただ、何もやっていなかったら、声をかけてもらうこともなかったので全く無意味ではなかったです。
子育てというキャリア
会社を辞めて1年間、4人の子供を育ててきました。
時間ができたのできちんと時間をかけられていなかった学校見学にも行き、学校のお母様方や先生方とも意見交換をし、子供達1人1人の性格や個性、好きなものを考えて与え、それにあった教育を考えてきました。
例えば長男。
彼は5歳まで日本で育ったこともあり、心は日本人です。
日本に関わる習い事を始めると、喜んでこなしていました。
そのため、日本の教育を受けられる選択肢を与えてあげたいと考えました。
中学まで海外で育った場合、高校まで海外で育った場合、それぞれの進路の選択肢を調べ、考え、帰国子女の友人や学校の先生に相談した結果、中学受験で日本に帰るのが今の彼の日本語の実力を考え、到達したい地点まで伸ばすにおいて最も良い選択肢ではないかと結論づけました。
そのために必要な受験の方法を調べ上げ、受験校を調べ、必要な学力を付けていくことを逆算した結果、小学3年生の今から学習を続けることが必要であることがわかりました。
子育てはよく部下の育成にたとえられますが、私は既存営業に似ていると思います。
子供にも理解できるようなプレゼンテーションで魅力を実感させ、ゴールに向かって何度も何度もプレゼンを続け、フォローを続け、契約を切られないようにモチベーションを高め続ける。
子育てというキャリアのペルソナ
もともとあるキャリアを継続させながら子育てを行うというのは、保育園や転勤の無い配偶者といった幾つかの条件に恵まれないと成し得ません。
ではそれに恵まれなかったら社会でのキャリアは継続できないのか、と考えましたが、実際に子育ての経験をキャリアに生かしている方はたくさんいます。
何度も掲げていますが、例えば東京大学理科三類に子供4人を合格させた佐藤ママは、子育てによってキャリアを築いた一人でしょう。
それ以外でも、娘をハーバード大学に送り出したのちに高級ホテル幹部へと上り詰めた薄井 シンシアさんもその一人でしょう。
まだ女性が活躍するには難しい時代で、子育て後の未来を想定することが難しかった時代でもこうやって活躍されていらっしゃるのはとても励みになります。
今後、自分はこれから10年以上にも及ぶ”サラリーマンをやらない期間”をどう過ごすか、のちに100パーセント自分にコミットできる時間を手に入れた時にこの経験をいかにして生かすかが楽しみです。
最後に
大好きな仕事を辞めて悔いがあるかと言われると、驚くことに全く無いのです。
それは、受験市場は少子化の社会においてもとても大きなプラットフォームであると子供の頃から実感し続けてきたし、その市場にこれから受験生の母という立場で当事者として12年間携わることは私にとって大きなキャリアで大きなチャンスだと確信しているからです。
そして、4人の子供を見ていると、1日があっという間に過ぎ去っていくからです。
1ヶ月ほど受験生の母をやってみて、まだまだ試行錯誤です。
本日もお読みいただきありがとうございました!